捻挫!!
足首の捻挫
通常足首が必要以上に外側に回転し、足の裏が内側を向いてしまった状態で起こります。
捻挫とは、足首の靭帯が傷ついた状態を指します。
足首の靭帯がゆるんで弱くなっている場合、足の筋肉や神経が損傷している場合、足の指が内側を向くような形の歩き方をしている場合、土踏まずのアーチが高い人など、足の形に特徴のある人の場合などが捻挫をしやすい傾向にあるようです。
<症状>
捻挫は、靭帯の伸びや断裂の度合いによって重症度が異なります。
軽度の場合、靭帯が伸びても断裂はありません。腫れや痛みはありますがさほどでもなく、回復にも長い時間は要しません。しかし、再発するリスクは高くなります。
中等度の場合、靭帯が部分的に断裂していることが考えられます。顕著な腫れと打ち身があり、痛くて歩くことが出来ない場合が通常です。
重度の場合、靭帯が断裂し、腫れがひどく皮下出血が見られる場合があります。足首は不安定になり、体重をかけることが出来ません。
MRI、ストレスX線などで靭帯の損傷の程度が診断できます。関節鏡での診断は、直接関節内の状態を観察できますが、靭帯修復の手術を検討されている場合にのみ行なわれます。
<治療>
治療の原則は、安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、拳上(Elevation)からなっています。
軽度の場合、足首と足を弾性包帯やテープなどで固定し、氷のうなどで患部を冷やし、心臓よりも高い位置に足を上げて安静にします。治り始めたら、徐々に歩行・運動を始めます。
中等度の場合、歩行用ギプス、脱着可能の装具(キャストブーツ)などで3週間ほど固定します。
重度の場合、そのまま放置しておくと、長期にわたって足首が不安定になり、痛みが残り(慢性化)し、変形性関節症を起こします。理学療法のみの治療、手術を必要とする、については専門家でも意見が分かれるところです。
手術を行なっても行なわなくても結果には余り影響しないと考える外科医も存在します
理学療法は、筋力を強化し、バランスを改善することにより、足首の動きを回復させます。
激しい運動を再会する前野の回復期は非常に重要です。
<合併症>
中~重度の捻挫の場合、靭帯の損傷が直った後にも問題が残る場合があります。
小さな結節(半月体)が靭帯の一つに発生することで、関節との摩擦が原因となって慢性的な炎症が起こり、恒久的の損傷を与えることがあります。靭帯上を通っている神経が損傷を受ける場合もあります。
痛みや炎症を緩和するために、ステロイド系薬と局所麻酔薬(リドカインなど)の混合液を足首に注射します。手術により結節を取り除く必要もあります。
足首の外側の腱を酷使する歩き方をしがちになるため、腓骨腱滑膜炎を起こす可能性もあります。足首外側の慢性的な腫れ、圧痛を起こします。
治療法は、サポーターで固定し関節の可動に制限をさせます。腱鞘内にコルチゾンを注射する方法もあり有用ですが、高頻度では行わない方が良いようです。
重度の捻挫のショックで、足首の血管が長期間攣縮して、血流が減少することが起こります。血液が不足した領域の組織は、骨や組織が損傷を受け、衰えて、慢性的な痛み、骨萎縮、組織の変色などが起こります。反射性交感神経性ジストロフィ、ズーディック萎縮などと呼ばれる病変で、まれに起こる合併症です。
痛みがあっても歩き続けることが大事であると考えられています。
理学療法と鎮痛薬の内服が有効とされています。局所麻酔薬を神経やその周辺組織に注入する神経ブロック、ステロイド系薬や心理カウンセリングなども役立ちます。
足根洞症候群は、捻挫した後にかかとの骨(踵骨)と足首の骨(距骨)の間に痛みが続く状態を指します。足の奥にある靭帯の部分的断裂に関連しています。ステロイド薬と局所麻酔薬の混合液の注射が効果的なようです。

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